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8月某日 部活にて
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むむッと睨めば、二年のスタメンはってるセンターの北(キタ)先輩…
うう…なんも言えねぇ…
運動部は上下関係がハッキリしてる。
巧かろうが下手くそだろうが先輩は先輩。
しかも北先輩はプレイは地味だがめっちゃ巧い。
あゆの唾液は先輩に譲るッス…
ちとシュンとしながら流れ落ちる汗をマイタオルで拭く。
夏休みもあと少しで終わる。
お盆休み以外は毎日のように部活で汗を流すのが日課になっていた。
今日は紅白戦でいつもベンチにいる俺たち1年も混ぜてもらってる。
三年の引退も控えていていよいよ俺らの時代なんだよな~
あゆが入部したから必然的に俺も入部しちゃったけど元々運動神経は良かったから特に苦労はない。
むしろめちゃめちゃ楽しんでる♪
あゆも体育祭終わってくらいから泣き腫らしたような目で学校来たりなんか元気なさそうだったけど今はめちゃ明るい!
あゆが明るいと俺もすっっげ嬉しくなる。
俺らってソウルメイト!?
そう考え鼻唄まで唄っている俺ににこにこ顔で走ってくるあゆ。
はうっっ!!その笑顔…麗しい!!
「サクサク~!ツボセンがアイス差し入れしてくれたよ!!」
う…うわぁぁぁぁ!!
今のハニカミ顔、是非とも写メりたかった!!
もはや犯罪級!!
あ、ツボセンは坪田っつー体育教師兼バスケ部顧問ね。
めちゃ強面のオッサンでいつも薄紫色の色眼鏡なのかサングラスかけてていつもジャージ。
竹刀なんて持ったら確実にヤンキー教師。
中身は普通にいいオッチャンだから今日みたいに差し入れ持ってきてくれたりする。
あゆと肩を並べてツボセンのとこに行く。
「ツボセン~おは~」
いつもの調子で話しかければゴン、と拳骨が降ってくる。
「お前、まだ髪の脱色を戻してないのか!?」
イテテ~ 俺は頭を両手で押さえながらついツボセンを睨む。
金髪は俺のファッションだし、ちゃんと試合前には1日用の黒染め使ってるし、いーじゃんか!
校則違反でもないし、ツボセンのケチ!!
「カラコンもやめんかー!」
「イテテッッ!ツボセンのサド~」
ギャーギャー言い合う俺とツボセンにいつものことだからとあゆも最近は全然止めてくれない…
いーんだけどさっ
ツボセンの持ってきた差し入れのコンビニのビニール袋を漁ってる。
ん?あれはホームラバーだな!!
さすがツボセン…ケチったな。
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