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10月某日 文化祭にて
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お昼時間が近づくにつれて人も段々と増えてきてあゆもどんどん顔を俯かせ、俺のシャツの端をつまんで影に隠れるように歩く。
ちなみに俺は白シャツに黒パンツの上から黒のソムリエエプロンを腰に巻いている。
さっきから引っ張られているシャツに妄想が膨らむ。
……もぉ鼻血寸前。
こんなハイな俺だがこないだの『オーマイガッな事件』の後、かなりヤバかった。
三日くらいテンションはがた落ちだった。
……しかし、そんな俺を救ったのもあゆだった!!
夏休みに約束したネズミーランドに誘ってくれて男二人の見た目痛い、but中身モエモエ初デートを経験したのだ。
幸せオーラ満開で次の日登校してきた俺はともちん曰く「目もあてらんない」らしかった。
それって良い意味?
ま、いっか。
嗚呼…捨てる神あれば拾う神があるってこの事なんだね、あゆ?
俺の中であゆは最早エンジェルではなく神に昇格した!
神様、仏様、あゆ様!!
「あーっっ歩くんみーっけ!」
色んな意味で悟りを開いていた俺はその声で我に返る。
声の先にはこれまた一際目を引く女子高生二人組。
あれ?片っ方は見たことあるぞ?
俺の後方に隠れていたあゆもその声にひょいと顔だした。
ウォッッ…この仕草はヤバい。
「遥!マキちゃん!」
あゆは表情を輝かせて二人に駆け寄る。
走るとスカートが揺れて中に履いてるカボチャパンツとそこから伸びる美脚がチラリズム……はぅっっ!!
ティッシュ、ティッシュ!!
もちろん鼻血の方だからね?
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