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10月某日 文化祭にて
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「歩くん…それは犯罪起きるでしょ…」
言いながらパシャパシャ携帯で写真を撮ってる子は美人さんだけど結構ギャルっぽい。
もう一人は…あー…あゆの妹さんかぁ。
ちょっと俺はこの子苦手。
最初あゆに双子の…しかも妹がいるって聞いた時は超喜んだ。
むしろ紹介してほしいとあゆに頼みこんだ。
会って見事に夢砕けたけどね…
やっぱ俺はあゆ一筋デスカラ!!
「誰この金髪イケメン~?結構タイプなんだけど~」
「ああ…確かにマキ好みかもね。
チャラそうだし。けどコイツ、歩信者だよ?
ワンコだし」
俺が思考を余所に飛ばしている間に褒められたんだか貶されたんだか分からない会話が飛んでいる。
この会話の雰囲気が苦手なんだよな~……
っつーかワンコって何?
もしや俺のこと?
「歩くん、そう言えばにのっちは?
早くその可愛い姿見せてあげなよ」
マキ?だっけ?この子の言葉に途端にあゆは茹でダコみたいに真っ赤になった。
えっ?誰?たまごっち??
「たぶん…もうすぐ来ると思うよ」
ちっちゃい声ではにかんだあゆはスッゲー可愛いかった!!
モモモ萌え~~~~!!!
何?その恋する乙女みたいな表情!!
携帯があれば確実に写真撮ってた!
いや、むしろ心のアルバムに永久保存した!!
ヤバい。萌え死にそう。
い、いや、まだ死ねない…
「あゆ、俺先に教室戻ってるわ。
一人になっちゃだめだかんね?ちゃんと妹さん達と帰っておいでよ?」
あゆにそう言い残して教室に戻った。
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