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10月某日 文化祭にて②
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爽やか君と連れ立って歩けば女子の視線を独り占め!
いや~ハッハ~♪
悪くはないねぇ~♪
いい気分でクラスに戻るとそこそこ忙しそうにみんな接客に回っていた。
けど看板娘のあゆがいないからどこか(俺的に)寂しい。
活気に欠けるっての?
華がないっつーの?
隣で爽やか君はキョロキョロ教室を見回している。
「彼女いた?」
「う~ん…いないみたいだね」
廊下にまで出てキョロキョロしている。彼女も愛されてるねぇ~
「んじゃ、ここで待ってなよ。もうすぐうちのクラスの看板娘も帰ってくるし」
並んでるお客さんはいなかったので爽やか君を空いた席に座らせた。
俺も隣に座る。
一人にさせるのも可哀想じゃん?
「サク~!サボんなよ」
「うるへー、俺はいまご主人様に接客中なの」
クラスメートに文句を言われるがここは仮にもメイド喫茶。
お客さまはご主人様だぜぃ!
もっともらしいことを言いながら実は休憩したいだけなんだけどねっ!
テヘッ
あ~早くあゆ帰ってこないかな~
ルンルン♪
「早く爽やか君にもうちの看板娘見せてやりてーな、
スッゲー美人だけど惚れるなよ?」
「ははっ、そんな美人なんだ?」
「あ…でも男だから看板息子っつーのかな?
う~ん…ま、いっか!」
メニュー表を爽やか君に手渡す。
それに目を通す爽やか君の後ろであゆが妹達と教室に入ってくるのが見える。
はうっっ!!あゆがキタ―――!!
はっ!まだデジカメ用意してなかった。
シャッターチャンスはいつ来るかわかんねーのに!!
ともちんを探すけど休憩中らしくいなかった。
まじツカエナイ!!
「あゆ~お帰り~♪」
爽やか君を一人席に残してあゆに飛び付いた。
いや、本当に飛び付いたらマズイから(息子がキュンってしちゃう恐れがあるし…)飛び跳ねて近寄った。
「出たっっワンコ!!」
あゆの妹の遥ちゃんがツレナイ…
俺のハート、結構弱いんスけど…
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