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甘酒はほどほどに
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こんなモノローグしてる場合じゃない!
いそいそとあゆの隣に移動する俺って結構健気じゃね?
「あっ、サク~ 今年もよろしくね」
コテンと首を傾け天使スマイルふりまかれたら瞬殺ものでしょ?
あゆ、今年も初モエ~~~~
「あれ?サクなに飲んでんの?」
初モノ(?)に思わず悶えていたら、あゆが密着して俺のコップの中身を覗いてきた。
ち、近いッス…なんか甘い匂いするし。
本当、あゆって無自覚に小悪魔なことするよね。
あ、でも天使だった。てへ。
「これ?甘酒だよ。
かーちゃんが大量に作ってたからあゆが来る前から飲んでたんだ~」
「すごい!ぼく、甘酒って飲んだことないんだよね」
「飲む?」
「うん!」
よし、とキッチンの鍋にある甘酒をとりに行こうと自分のコップをテーブルに置く。
あゆは何を思ったのかそのコップを手にとり、チロチロと舌を出して子猫がミルクを飲むように甘酒を味見する。
こ、これって…間接ちっすじゃ…
喜びにしばしうち震えたのは仕方ないことだよね。
「うっ……ちょっと苦くて酔いそう」
言ってるそばから頬がうっすらピンク色。かっ…かっ………可愛い!!
コップをもう一つ持ってきて初々しいカップルのように二人でにこにこしながらこっそり甘酒を飲む。
あああ………もう俺、幸せだぁぁ
あゆが隣にいるってだけで興奮してすぐに空になるコップ。
あー……やべ。ちょっと飲みすぎたかも。
ま、楽しければいいよねっ?
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