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甘酒はほどほどに
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「どったの?あゆ?」
「…ご主人様、ご褒美下さいにゃん?」
…………
¥$#☆★~~~~!!!!?
ぶほっっ
コテンと首を傾けて放たれた一言に俺は鼻血を吹き出してそのまま昇天してしまった。
◇◆◇◆
ーーーーーーー
「…………ぶふっっ、モ、萌え………!!……って………あ………?」
あれ?次に目を開けると目の前は真っ暗闇。
目を凝らすとどうやら俺の部屋。
あ、あれっ?
階下から笑い声が漏れ聞こえたので慌てて一階に降りると談笑しながらテレビを観るチームメイト達。
あれ!?あゆは!?キョロキョロする俺に先輩が気付く。
「おーっっやっと起きたか」
「えっ…あの…俺、どーしちゃったんですか?」
「あー…お前あゆと一緒に飲んでたのに、調子乗って日本酒空けて一人で出来上がってそのまま爆睡してたぞ」
えっっっ!?
じゃあ、ねこあゆは全部夢…!?
夢の中でまで萌えて失神する俺ってどんだけ変態なんだよ…
若干へこむわ……
ねこあゆは夢だし、そんな夢見ちゃう俺って変態だし………
楽しければオールオッケーって言った言葉……
…取り消して下さい。
いじけて部屋の隅でのの字を書く俺に先輩からトドメの一言。
「そーいや、お前相当いい夢見てただろ?
あゆの名前連呼して天使だのゲイがどーのとかって言ってニヤニヤしてたぞ。
あゆがめちゃめちゃ気味悪がってたぞ」
「……」
今日の目標ができた。
まず年賀メールの前にあゆに電話で謝ろう。
初夢がまさかあんなピンクな夢になろうとは…
萌えの神様の啓示なんだろうか……
今年もきっとあゆ一色の萌え色になるのかな………っつーかなりますように!
はっっ!それより早くあゆに電話、電話!!
そう願いながら通話ボタンを押す俺の顔は相当緩んでいたに違いない。
A HAPPY NEW YEAR 2014ver.
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