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あいつの所に行く日が決まった
でも俺にはやる事がある
彰が乗った新幹線に乗り、同じ道を歩いた
きっと彰も同じ道を歩いたに違いない
あいつの住所は簡単に調べる事が出来た
個人情報の意味ってなんだろね
大きな屋敷の前に立ち、手袋をはめた
門のカギは叩き壊した
歩く度に庭の小石の音がする
玄関の前に立ち、躊躇なくベルを鳴らした
居留守なんか使わせない
何度目かのベルに漸く返事があった
(どちら様ですか?)
(深夜にすみません、僕息子さんの友人です)
(えっ?)
(息子さんは悪くないと言う証拠を持って来ました)
なーんてね
親って愚かだよね
そんな言葉に騙されて簡単にドアを開けるんだから
「貴方は?」
「俺、大事な物を持って来ました・・・でもここでは」
「中へ」
「はい」
難なく家に侵入出来た
「それで、大切な物とは?」
「そんな物ないよ」
「えっ?」
「でもね、可哀想だろ?彰があんな目に遭ったのはあんたらのせいだろ?産まなければこんな事にはならなかったはず」
「警察っ!」
「バカじゃない?」
慌てて電話を掛ける女を見つめ笑った
電話線は切ってある
何度も電話をかけるばかな女
「あのさ、電話線切れてるけど?」
「なっ!」
「でね・・・味わってもらうよ・・・彰の味わった恐怖と痛みをあんた達にもね」
「何を言って・・・ぎゃーーーー!」
簡単には殺さない
苦しみぬいて死ねばいい
急所を外して何度も刺した
「助け・・・て」
「ばーか!彰は何度もバカ息子に言ったはずだよ?なのに聞いてはもらえなかった」
「お願い・・・しま・・・ぎゃ!」
「どういう育て方をしたんだよ・・・お前達のせいで彰は・・・」
何度も何度もナイフを突き刺し、最後に目玉をえぐりだした
「汚い目玉」
床に落とし、思い切り踏みつけた
「さて・・・」
屋敷内を歩き、残った奴らも殺した
勿論同じ目に遭わせてね
血生臭い部屋を見つめ、微笑んだ
あとはあいつだけ
そのままバスルームに向かい、血を洗い流した
こいつらの血なんて見たくはない
そして予定通り、警察がやって来た
勿論、俺が仕込んだ
警察も金には弱い
悪を善に変えてしまう
ホント、笑える
こんな事をしても彰は戻らない
でもこいつらは悪だ
必要のない人間だ
後は筋書き通りのストーリー
俺はあいつと同じ刑務所に行く事が出来た
だけど、しばらくは様子を見よう
あいつを殺す前に殺されたら意味がないしね
そして俺の復讐の第二幕が上がった
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