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弾が足りそうにない
どうすればいい?
「みんな、牧場まで行けば武器も弾もある」
「牧場は破壊されただろ?」
「地下にあるんだ」
「そうか」
「うん」
「燕羽、残りは?」
「3個」
「よし、上手く道を開いてくれよ」
「了解!行くよ」
「ああ」
まずは建物から出る事が先決
燕羽を護りながら進むしかない
「やばいな」
「ああ」
「どんどん沸いて来る」
「ヘリから降りて来るよ」
「ヘリを堕とすしかないな」
「俺の出番?」
「アサ、弾は一発だ」
「十分!」
「よし、外に出たらアサを護れ」
「わかった」
ロケランを持ち、今度はアサを護る体勢で突き進んだ
「今日は晴れかぁ」
「いい天気だね」
「ああ、そうだな凛・・・行くぞ!」
「うん」
アサの打ち込んだロケランは命中した
すごい・・・経験あるのかな?
「初めてだから緊張した」
「あははっ」
初めてだったんだ・・・
「これで敵は外からは来ないだろう、進むぞ」
「うん」
拳銃を構え、敵に打ち込んだ
「うっ!」
「燕羽!」
「来ないで!」
「冬矢、行くな!」
「ぐっ!」
敵はまだ隠れていた
燕羽が撃たれ、冬矢も撃たれた
「行け!進め、楓」
「駄目だよ」
「俺達なら大丈夫だ、いいから行け!」
「楓、行って」
「燕羽」
「冬矢、武器を置いて行く」
「ああ、ここで食い止める」
「後でな」
「ああ、後で」
「行くぞ」
「冬矢、燕羽」
「走れ!」
「うん」
俺達は冬矢と燕羽を残し、走り続けた
泣いている暇はない
敵を倒すのが先だから
「やばいっ!」
「アサ!」
「行け!凛を頼むぞ」
「俺は残る」
「ヨル」
「凛、生き残れ」
「アサ、ヨル」
「凛、私は後で行く」
「朱雀?」
「怪我人を放置する事は出来ない」
「わかった・・・朱雀、また後で」
「ああ」
「楓、凛」
「どうしたの?」
「俺もここで食い止めるからお前達は先に行け」
「駄目だよ」
「俺は足手纏いになるだけだ」
「楓、牧場へ行こう・・・みんなの為に」
「凛」
このままでは武器が足りない
早く武器を手に入れなければ
緑の中、俺達は走った
振り返らずに走り続けた
「もうすぐ!」
「うん」
「うわっ!」
「凛!」
「行って・・・俺は平気、みんなを助けて」
「わかった、必ず」
「うん」
そしてまた一人になった
でも昔の一人ではない
みんなが待っているんだ
時間がない
今は急いで武器を持ちみんなの元へ戻らないと
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