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病室~二次創作弱虫ペダル日光インハイ後青八木
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窓外には秋の気配が募っている。
俺はベッドに半身起こして、見るともなく窓外を見ている。
ほんとは帰宅していいのだ。
でもまだ、お袋に合わせる顔がない。
泣くだろう。
かけてやる言葉がない。
治りますよ。
自転車も
普通には乗れます。
普通には。
つまりもう、純太と走れないってことだ。
田所さんを追えないってことだ…
わらう。
夢を追って、夢を追って、そこで行きどまる。
いかにも俺らしい……
膝を抱くようにして、声を押し殺して肩震わせている……ふと目を上げると、入り口に岩瀬が立っていた。
あわてて頬を拭ったけど、間違いなく、見られた。
岩瀬は後ろ手に扉を閉め、俺のところに来た。
真正面から見つめられて、唇が、谷間が近づいてきた。
キス…
俺は初めて…女の子と…キスした。
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