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確信犯~二次創作弱虫ペダル小野田目線
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高校生になった。
アニ研なくなるほど、総北のオタ力が低下してることは承知済みだった。
でも僕は演じる。
無垢で、純真な小野田坂道を…
裏門坂。
ママチャリで上がる。
そこで真剣に練習してる、今泉俊輔をなぶるため。
タイムアタックしてるかれの横を、ママチャリで軽々上がってゆく。
案の定、かれはむきになって僕に挑んできた。
ロードとママチャリで競おうなんて、どんだけ理性ぶっ飛んでるんだか。
追いつかれ、抜かれ、追いついて、追いすがり、とどめの一言。
「ぼくは友だちいないから!」
今泉がはっとなる。
倒れ込むようなゴールイン。
まずは、一殺。
アキバで出会った赤いピナレロ乗り。
平地の走り方を教わってやったら、小野田クン小野田クンて馴れ馴れしい。
君が大阪からコッチ来る。
どうせ来るなら総北に入るだろうことは想像がついていた。
仲良くする。
不器用な今泉が嫉妬し、そんな今泉に鳴子が嫉妬する。
扱いやすい、二殺。
ちょっと困難な三殺め。
特別な乗り手。
巻島先輩。
口下手。
凄い乗り味。
ついていく自分に、本物の思慕を感じる。
いいやここは掛け値なしで。
俺、あんたを崇めます!
殺せてないけど、三殺!
主将と田所さんの殺しどころがわからない。
考えながら合宿へ向かう。
車には弱い。
ましてバス。
おりた。
自販機。
小銭!
美しい少年にポカリみたいのもらった。
知ってるよ。
真波山岳。
箱根学園の秘密兵器…
合宿。
1000キロ走破トライ。
つらそうにすればするだけ、今泉も鳴子も僕を愛する。
杉元すら、僕のためにドリンク取ってくれようとする。
罪の意識。
僕はみんなを…
いや、やり抜く。
僕には大事な目的があるんだ。
朝。
コースに現れた翼天使。
真波山岳と走る。
美しい走り。
風になる君。
僕は君にも挑まなくてはならないんだね…
なにが気になるんだか、向こうが先に言った。
インハイで待ってる…
インハイへ行く切符は6枚。
主将さん、田所さん、巻島さんは確定なんだろう。
今泉、鳴子、僕。
二年生にうらませないように、行くには…
作戦は必要なかった。
ひたすらペダル回した。
それしか戦法はなかったし、もともと二人はインハイに行きたい、より、田所さんに報いたい、そっちの方が強いんだ。
ごめんなさい。
最後のチャンス。
僕が。
勝った。
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