アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
例えばの話。4
-
sideP-P
「へ?」
繋がれた手とつわはすさんの顔を交互に見る。
何故だかばつが悪いようなやってしまった、という顔をしていた。
なんでそんな顔しているんだろう。
離して、とも言えず僕らは歩道に立ち止まっていた。
「……行こ」
突然つわはすさんが僕の手をぐいっと引いて歩き始めた。
慌てて動かしたせいか軽く躓きそうになったがなんとか体勢を持ち堪えて慌てて後を追った。
「つ、つわはすさん、速い…」
全くこちらを見ようともせずにずんずんと進んでいくつわはすさんに途切れ途切れに声をかけた。
するとハッとした様子で歩くスピードを落としてくれた。
慌ててこちらを見たつわはすさんの顔は、
「……つわはすさん?」
何故か、赤く染まっていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 19