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例えばの話。6
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sideつわはす
きぃ、きぃ。
ブランコの軋む音が響く。
特に会話も無いせいかやけに耳障りな音に聞こえた。
あぁ、なんか今日は調子が悪い気がする。
何故か今まで我慢してきた感情が収まらないのだ。
俺には好きな人がいる。
結構仲のいい…はずの俺の数少ない友達。
他にも友達はいるが多分、特に仲がいいと思っている。
俺が一方的にそう思ってるだけかもしれないけど。
ぴーちゃん結構交友関係広いからなぁ…。
「ねぇ、つわはすさん」
うだうだ考えている俺の思考を遮るようにぴーちゃんが声をかけてきた。
先程まで黙っていたのに一体どうしたというのだろう。
俺はいつものように言葉を返した。
「どうしたの、ぴーちゃん」
「例えばの話、してもいい?」
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