アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
18
-
雪より早く起き、熱を孕んだ瞳で覆い被さる啓一に疑問が浮かぶ。
光の差し込み方から朝だという事は分かった。
昨晩の名残は綺麗に片付けられ目の前の啓一が処理してくれたのだろう。
「俺そのまま寝ちゃったんですね。
後処理ありがとうございます。」
取り敢えずお礼を、と口を開くと啓一は力が抜けたように雪の上に崩れた。
「け、いちさん?」
一体どうしたのだろう。
不思議に思いふわふわとした髪を撫で呼びかける。
梳いた前髪の間から恨めしそうな瞳に射抜かれどくりと心臓が跳ねた。
「寝ちゃったのは、全然いい。
気にしないで。」
随分と気の落ちた声が返って来る。
むくりと起き上がった啓一が雪の手を掴み自らの股間へ導いた。
「でもね、雪の可愛い手がずっと俺の弄ってて。
見てこれ、朝からこんなにされちゃってるんだけど…。」
「え……、え?」
確かに触れる啓一の中心はしっかりと上を向き熱を放っていた。
身に覚えはないがこの恨めし気な視線に雪の罪悪感が募る。
「なんかもぞもぞすると思ったら扱かれてて普通にイかされそうだったよ。」
朝から重たい溜息が啓一から吐かれる。
しゅんとした雪が顔を俯かせた。
「ごめんなさい…、あの、口でしますか…?」
「ああ、そんなにしょんぼりしないでよ。
怒ってはないよ。」
髪を梳かれ優しい声で返され安堵する。
そっと肩を押され再びベッドに沈んだ。
熱い手のひらがぬるい身体を丁寧に撫で上げていく。
首筋に舌が這いぴり、と痛みが走った。
薄い胸を揉む様に触れられるだけで雪は脚を擦り合わせていた。
片付ける際に脱がされていた雪は一糸纏わぬ姿であどけなく啓一を見上げる。
こりこりと摘ままれた乳首に背が浮いた。
「あぁ、っ、、あん、」
快感に声を上げると膝が割り開かれ間に啓一の身体が滑り込んだ。
頭を擡げ始めた雪に指を絡め根元から扱くとひくりひくりと悦ぶ身体。
数度擦り上げると芯を持ち張り詰めた。
互いの肉棒を重ね扱くと雪の腰は淫らに揺れ始めた。
「ん、っぁ、んっ、、ぁあ、っ、」
二本の熱にローションを垂らしぐちゅぐちゅと手淫に耽る。
雪の脚をまとめて持ち上げると昨晩嬲っていた後孔がひくついていた。
「ここは夜までお預けね。」
悪戯に後孔をするりと撫で上げまとめ上げた脚を横に倒させた。
むちりとした脚の付け根に肉棒を挿入し雪の肉棒に擦れる様律動した。
「ふぁ、んっ、、ぁっ、あっ、、」
単なる素股だというのに上がる声はとても甘美なものだった。
ローションに塗れた肉棒が内腿をずるずると嬲り雪自身をも刺激していく。
「やっぱり。
太腿好きなんだねぇ。
雪、先っぽに手のひら当ててごらん。」
快感に震える手を取り先端を当てさせる。
律動をゆっくりとしたものに変え雪に先端を握らせるとその上から手を重ね押し付けた。
「ひぁああ、っ、、あぁんっ」
びくびくと快感に揺蕩う雪に満足し動きを早めていった。
動きに合わせ雪の先端を雪の手のひらで擦ってやると雪の肉棒には血管が浮かび今にも爆ぜてしまいそうなほど張り詰めていた。
すべすべとした太腿はローションと互いの先走りに濡れ、まるで挿入している時のように水音を立てていた。
甘い悲鳴を楽しみながら啓一はそこに白濁を溢した。
肉棒に熱い飛沫が掛かったと理解した瞬間雪も達していた。
荒い息が落ち着くと啓一は二人の白濁を混ぜ合わせ雪の胸に塗りたくった。
匂い立つ欲望に後孔がきゅんと疼いていた。
「お昼、から出掛けるんですよね……?」
「うん、お昼前くらいには出たいかなぁ。」
ねばついた手のひらで力の抜けた身体が弄られる。
上がりそうになる熱をなんとか押し留め不埒な手を掴み指を絡めた。
ぬちゃ、と粘る残滓が糸を引いた。
「朝ごはんより先にお風呂ですね。」
「そうだねぇ。
取り敢えずさっぱりしようか。」
粘つく指を絡め浴室へと連れ立った。
手早く身を清め先に上がった雪は急いで身支度を整え朝食作りへと取り掛かった。
フライパンでオムレツを焼きセットした食パンが焼き上がった頃ゆったりと啓一が姿を現した。
あとはほうれん草のポタージュを温めれば、という所で後ろからふわりと抱き込まれた。
くんくんと耳元で匂いを嗅ぐ擽ったさに首を竦めると、くう、と啓一の腹が鳴いた。
「もう出来ますからね。」
「腹減ったぁ…。」
耳が生えていたらきっとぺしょんと垂れていたであろう声音に申し訳なくなる。
出来上がったばかりの朝食は見る見るうちに啓一の腹に仕舞われていった。
食休みをしているとソファに啓一が移動し携帯でどこかへと連絡を取り始めた。
静かに席を立ち紅茶を淹れローテーブルに置いてやると隣へ招かれた。
腰掛け抱き込まれた腕に身を任す。
ぺたりと上体を啓一に預けるととんとん、と背が撫でられた。
「そしたら中三日くらい?
ああ、うん。
わかった、じゃあそれで宜しく。」
連絡は済んだらしい。
用済みだと言わんばかりに携帯をローテーブルに放る啓一に苦笑が漏れた。
「稽古部屋なんだけど、四日後には用意できるから。
日中人の出入りあるから、その間は組の道場行く?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 23