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《2人の脱出作戦》5
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そんな可愛らしい様子のアキラについ見とれてしまうみずき。
「みずきも早く!」
「あ、あぁ、」
促され我に返ってそっとアキラの隣に入るみずき。
「ん、やっぱ落ち着く、おやすみみずき…」
アキラはみずきに身体を寄せて少し丸くなるようにして目を閉じる。
「おやすみ…アキラ」
みずきもアキラの肩を腕で軽く抱き寄せるようにして、目を閉じてしまったアキラを見つめる。
久しぶりに腕の中に収まる綺麗なアキラ。
触れているだけで鼓動は無意識に速くなる。
大切で、大好きな存在…
アキラには幸せになってほしい…
けれど…1ヶ月会わない間に、
少しやせた顔…肩のあたりも前より線が細くなった気がする。
アキラはここにいる限りフミヒコに束縛し続けられて…精神的にも屈辱に耐えながら生きているんだ。
ここに居たらアキラは本当に死んでしまうかもしれない。
そんな危機感がみずきを襲う。
明日は必ず助け出して、アキラの好きなものを作って食べさせてやりたい。
だから絶対に助け出す。
そう胸に誓って、アキラの傍らで休むみずき…。
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