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side ハヤトの母
新幹線を降りて、目的の病院まではタクシーを使った。
「眠い?」
病院に近付くほどハヤトのまぶたは落ちていった。
また、あの夢を見せるっていうの?
お願いだから、もうやめて。
これ以上ハヤトを苦しめないで。
「着いたら起こして」
そう言うとハヤトはすぐに眠ってしまった。
タクシーの中、ハヤトの寝息だけが響く。
どうか、楽しい夢を見させて。
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