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しばらく海を眺めて車に戻った。
シートベルトを閉めながら、ふとお礼を言っていないのを思い出して、
「ありがとうございます。初デート楽しかったです」
とお礼を言った。
「そうか?」
「はい。初ディープキスも出来ましたし」
真顔で言ったらアキラさんは吹き出した。
「ユノ、本当にお前いいなあ」
綺麗な指が俺の目の前に来たから、つい、掴んでしまった。
「ユノ?」
どうしたの?って顔で首を傾げるアキラさん。
本当にどうしたのかな俺。
アキラさんの指に自分の指を絡めて手を繋いだ。
「ユノ」
アキラさんは凄く照れた顔をして、その後俺の方へと近付いて来たから目を閉じた。
近付くと目を閉じる…………
パブロフの犬か俺は?
アキラさんの唇が重なり、さっき覚えたばかりのディープキスをする。
手を繋いだままだからアキラさんの指がキツく絡んで、息遣いも荒い。
アキラさんキス好きなのかな?
唇が離れた瞬間に、
「好き…」
と主語もなく言葉にしたら、
アキラさんは嬉しそうに、
「ユノ、俺もユノが好き」
とぎゅっと抱きしめられてしまった。
ああ、好きだけじゃ勘違いしちゃうよね?
でも、凄く嬉しそうに笑うから、
「アキラさん好きです」
と言葉にした。
「もう一回」
「好きです」
「もう一回」
アキラさんにお願いされて好きって言おうと口を開けると、そこにキスされて……舌が絡んできた。
真横でカチって音がしたと思ったら座席が倒された。
アキラさんの体重がかかるなか、何度もキスをした。
今日だけで……何回キスしたかな?
本当にアキラさんキス好きなんだなあ。
唇以外にも首とか耳とかキスされて、次第に服の中に手が入ってきてアキラさんの指が俺の胸を触り出した。
「アキラさん……俺おっぱい無いですよ?」
その言葉に俺の上にいるアキラさんは大爆笑した。
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