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首筋に息がかかるのを感じた瞬間、そこをキツく吸われた。
「あっ‥‥」
思わず声がでちゃって、恥ずかしくなった。
アキラさんの唇の感触とヌルヌルした感触。
それがアキラさんのベロだって直ぐ分かった。
アキラさんのベロは蛇みたいに首を這って、
耳たぶを舐められて、吸われた。
本当にするの?
俺、お風呂入ってないし、
それに射精したからベタベタで、
少し、イカ臭い!
アキラさんのベロは耳たぶで止まったまま、
そして、唇が離れて、
「ゆの‥‥‥‥ごめん」
と囁かれた。
なに?何がごめんなの?
「嫌いにならないでくれ」
アキラさんはそう言って俺を見下ろした。
嫌いにならないで?どうして?
急にどうしたのかな?なんて考えてたら言葉が出なくて、キョトンとなった。
「無理やりしないって言ったのに、ごめんな」
アキラさんは泣きそうで、
何で謝るの?
「こわがらせてごめんな」
そう言われたから、
「怖くないよ」
と、答えたら、
「身体が震えてる。それに涙目だろ?」
そう、言われた。
震えてるっけ?涙目だっけ?
自分で自分は見れないから分からない。
「ちがう、恥ずかしいだけだよ。だって、自分以外の人に‥‥‥いかせられて、は、初めてだし、お風呂も入ってないし」
あれ?
俺、何でテンパってんだ?
そんな俺にアキラさんは少し笑ってくれて、
「ありがとうユノ‥‥‥少し、焦ったんだ」
そう言った。
「何を?」
「まーに取られないか」
まー?
雅美さん?どうして?
「何で雅美さん?」
「なんか、今日、まーがユノの身体に触ってるの見て、心がザワザワした」
アキラさんは何だか寂しそうで、それを見た俺の心もザワザワしている。
「なんもないよ」
そう答えるとアキラさんは安心したようにようやく笑った。
「うん、そうだね。ごめんな」
アキラさんを俺が不安にさせている。
そんなのは嫌だ。
「アキラさん、あの、お風呂に入りましょ?」
と言った俺はアキラさんとセックスしようと秘かに考えていた。
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