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不安【ヴィクトル・ニキフォロフ】
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俺の見込み通り…いやそれ以上に勇利は進化を遂げた。ワンシーズンを通して一曲を踊るなかで毎回すごいスピードで完成度があがっていく。眼がいくつあっても足りないくらいだ。すべてを焼き付けたい。片時も眼がはなせない。
普段はシャイなあの子が自分にむける嫉妬がすごく可愛い。純粋なのに、あんなにスケートを通して淫らに誘ってくるなんて本当にエロい。
純粋さにエロさがまざって半端ではないくらいの小悪魔がそこにいた。
どこまで君は俺を骨抜きにするのやら。
困ったもんだ。
そして、ふと思った。考えてしまった。
今、俺と競ったらどちらが強いのだろうかと。ゾッとした。だからすぐに考えるのをやめた。
俺が勇利と離れるなんてそんなこと…。
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