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君から離れたい【ヴィクトル・ニキフォロフ】
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「ヴィーチャ」
名前を呼ばれただけなのに体がびくついた。
顔をあげられない。
「スケート靴を脱いでこっちへこい。」
「いやだね」
「ヴィーチャ!」
ヤコフの眼光が力強くいつもの自分ならかわせているはずなのに今回は深々と心にささり抵抗をあきらめた。
「あああ、もうわかったいくよ。」
それにしてめどうしてそんなに勇利を気にするんだ。勇利はもう十分強くなったというのに。それなのに壊れただって?壊れたのは…俺の方さ。
勇利の泣き虫とこは前からだけど芯は強い子だ。
グランプリシリーズでさらに心も強くなったのだから俺なんかがいなくなってもすぐ持ち直せるはず。
「ヴィーチャ、お前は勝生勇利のこの間の試合をみたか?」
「いいや、みてないよ」
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