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恋敵【ユーリ・プリセツキー】
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「おい、カツ丼。そんなにあいつが好きかよ。」
一瞬息をつめた勇利に俺はいつもみたいにきっと笑いながら誤魔化すか、挙動不審になるんだと思った。
それなのにこいつは
「うん。好きだよ。」
真っ直ぐ俺を見据えて断言した。
ここまできっぱり言われたら俺は引くしかねぇじゃん。
俺は勇利の幸せを一番願ってる。
じゃあな、勇利。
俺の好きだった人。
心のなかで淡く光をまとって微笑んでいる勇利が足元から風に溶けていくかのように消えていく。
さよなら。
「ユ…オ…ねぇ、ユリオってばっ!」
「ぁんだよ、この豚っ」
「なにっユリオこそなんなんだよ。ぼけっとして。」
「してねぇよ。さっさとJJんとこいけよ!交替だ」
明日からお前はただのライバル(戦友)だからな。
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