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ノアが行こうって言ったから、どこに?と思いながらもついて行く。
キィンッ キィンッ
金属のぶつかる音?
ああ、訓練するところに行こうとしているのか。
気付いたら
魔法使えるだけじゃなくて体術も必要なんだな。
って呟いてたみたいで、
「こっちの世界には、魔法を使えなくする薬とか道具とか、そういう能力を持ってるヤツもいるから」
ってノアが答えてくれた。
そこでは、シンとエルさんが戦っていた。
それを周りの騎士さんたちが盛り上がりつつも観戦している。
剣同士がぶつかると瞬時に遠くへ飛ぶ。
そこから一気に勢いをつけてもう一度ぶつかる。
キィンッという音が響くたびに周りの男たちが歓声を上げる。
俺も生の戦いとか見たことなかったから凄く興奮して見入ってしまった。
多分初めて動物園に来た子どもみたいに映っていたと思う。
時間制だったようで、ピーッと笛が鳴った途端に二人は動きを止めた。
『シンッ』
「おー、悠!」
凄かった!!って手を握ると、「あ、治った」って右手をグーパーグーパーしていたから、怪我してたらしい。
意外と便利だな、俺の能力。
「悠チャン、俺も〜」
『うわっ』
乗っかかってきたのはエルさんで、左手首をプラプラさせてきた。治ったかな?
っていうか、悠チャンが気になる。
次は、ノアとアルさんらしい。
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