アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
16
-
『んっ…』
「おはよ、悠」
『んんん…おはよー』
あったかい。どうやらノアと抱きしめ合って寝ていたようだ。ノアの体温が気持ち良い。スリスリと頭をノアの胸板に擦り付けた。
今日は朝早いっぽい。
何か用事でもあるのだろうか?
ノアは俺の頭を撫でてベッドから出ると騎士みたいな服をきはじめた。
ジーーーッと見てみる。相変わらず良い筋肉。腹筋…やば。俺実は筋肉フェチなんだ。軽度の。
「自由に過ごして良いから」
そう言ってノアはどこかへ行った。
.
自由に過ごして良いからって言われてもする事ないし、暇の極みだ。
とりあえずこのお城を探検してみようと思う。
「あ、いたっ!悠様、朝ご飯を召し上がってください!!」
「探したのですよ!」
なんかメイドに怒られた。酷い。
.
『いただきます…』
皆いない。
一人ポツンと食事をとる。
なんか寂しいな。
メイドさんたちは忙しそうに走り回っていた。
そうだ、午前中はメイドさんたちのお手伝いをしよう。我ながらナイスアイデア!
『あのっ』
「はい、何でしょう」
『お手伝いします』
「えっ」
えっ。
なんか悪いのかな?手伝ったらいけないの??
「いえ、失礼しました。
ただそのような事を言われる方はこの世界にいないので、動揺してしまって」
えええ、こっちの世界の人たち薄情すぎるでしょ!!自分に尽くしてくれるんだからもっとありがとうの気持ちを持たないと!
まあ、これがメイドさんたちの仕事だからしょうがないのかもしれないけどさ。
午前中、俺は洗濯物干しを手伝った。
凄く大変だった。
いつもありがとうメイドさん!
恨むならだだっ広いこの城を恨みなさいね!!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 41