アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
24
-
〜♪
凄い綺麗な音だ。
俺も昔、弾こうとしたことがあった。
けどギィーギィーッて変な音しかならないからすぐ諦めてしまった。
想像の中のヴァイオリンはとても綺麗で、
俺の普通より速いテンポのピアノにもついてくる。
楽しい。
お、アレンジにもついてきた。
ここで強弱つけるか。
あれ、ヴァイオリンのアレンジが…
そこで、自分が目を閉じていることに気づいた。
誰かいるのか…?
想像の中に俺が考えてもなかったアレンジがくるのはどう考えてもおかしい。
意を決してゆっくり目を開いた。
「ーーーふ、」
『...アル、さん…』
そこには、笑顔でこっちを見ているアルさんがいた。
手にはヴァイオリン。
疑問が確信に変わる。
なお今も演奏は止まっていない。
『!』
うっわ、挑発してきた。
これじゃセッションみたいじゃん。
そう思いながらも俺は挑発に乗った。
ついてこれないだろう。
と思っていたのに、どこまでもねちっこく追いついてくる。
ふっ、何だこれ…
いつの間にか、笑っていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 41