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きっと爽汰は立ち直ってくれると信じて校門に向かっていたら顧問の宮田友輝先生が来ていた
「桐谷が最後か?」
どうやら部室の鍵を取りに行くのと同時に誰も残っていないか確かめに来たらしい
「あ、いや・・爽汰がまだ・・」
「真島が?喧嘩でもしたのか?一緒に帰らないなんて珍しいな」
「ははは・・・」
喧嘩ではないけど今は一緒には帰れない状態になっている。先生は気を付けて帰れよと言って部室の方に行ってしまった
止めようか考えたけどそれじゃ本当に喧嘩でもしたような感じになってしまう、事実ではないけど一度疑われては試合に出れなくなるかもしれない
家に帰ったオレはスマホを開いて爽汰にメールを送った「オレは待っているからな、オレの球を捕ってくれるマウンドで」と
返信は無かったがきっと届いていると思っている
次の日の練習は昨日とあまり変化は無かった、けど言葉は言つも通りになっていて表情もちょっとだけ晴れていた
きっと言えなかった気持ちを言えたからだと思う
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