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手から伝わる熱がそのまま顔に来ているようで熱い、このままアイスみたいに溶けてしまいそうだと思った。回りの雑踏は耳に入らずただただ隼人に手を引かれて付いて行く
10分後くらいには目的地の映画館に着いたようで中は涼しかった
「幸士なにを・・・っぷ、顔真っ赤」
「っ・・・うっせ・・」
振り返った隼人がオレを見て笑う、誰のせいでこうなったんだと恨みの目で見ると何か買ってくると離れた
丁度いいから今何が上映されているのか見てみる。定番の刑事ドラマ、海外の化け物の話、幼児に人気のアニメ3作品、大学生の恋愛物、魔法少女の劇場版など色々あった
ドラマとかアニメとかあまり見ないからよく知らない、CMでは見かけるけどその程度だ
「お待たせ」
「ん、ありがと」
買い終わった隼人が小さい缶を持って戻ってきた、差し出されたそれを受け取って開けて飲む。冷やされた液体が胃袋に流れ込んでいく感覚に心地よさを感じた
「何か見たいのあった?」
「う~んどれも興味が出てこないな、隼人は?」
「そうだなー・・これかな、結構人気のある連続ドラマだから幸士でも気に入ると思うよ?」
「そっか、じゃあそれにしようか」
隼人の提案でそれを見ることにして、カウンターに行って高校生の料金を払ってチケットを買う。上映までちょっと時間があるからその間に定番のポップコーンとジュースを買う
「オレはキャラメル、隼人は?」
「オレはバター。ジュースはどうする?」
「あー・・色々あるな、それじゃこの果汁50%のアップル」
「それじゃオレもそれにするか」
買いたいものを決めると店員に言う、少しして注文したものが置かれてお金を払って休憩用の椅子に座る。それからは隼人から簡単に内容とか設定を教えてもらって、これなら話に少しでも楽しめそうと思った
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