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翌日の今日は剣道の日で一度帰ったオレは道具を持つと隼人と一緒に道場へ向かった。更衣室で全裸になると剣道着を着て袴に足を通すと前帯、後ろ帯と結んでシワを整えて終わり
野球のユニホームと同じくらい面倒だけど小さい頃から続けているから慣れている
「面倒なら着替えたままで行くか?」
「ええー?これから寒くなるのに?」
文句を言うわけじゃないけれどそれも考えた、けれど滅茶苦茶汗を掻いた状態で帰るのは地味に辛いし、寒くなると剣道着じゃかなり寒い
家から道場までは少し距離があるし、隼人なんかさらに電車に乗るから一緒に乗ってる人に不快な思いをさせると思う。まあオレがそうおもうだけだけど
防具と手拭いを持って道場に入ると乾いた雑巾で床を2往復、これが稽古の始まりだ
「お疲れ様でした」
3時間の稽古を終える頃には頭は汗で濡れているし、熱があるんじゃないかってくらいだ。防具を取るだけで流れる風がちょっとだけ心地いい
篭手を面に入れて、胴に腰垂れを巻いて縛る、そして中の空間に面を入れて片付けは終わりだ。更衣室に行って剣道着を取れば涼しい空気が気持ち良い
「あ~涼しいー」
「っふ、風邪引くぞ?」
「分かってるよ」
隼人に鼻で笑われてちょっとだけ怒りながらスポーツタオルで体中の汗を拭いて普通の服に着替える
その帰りに可笑しなものに気付いた、最初は隼人だった
「なあ幸士、あれって真島じゃないのか?」
「え?・・・・ほんとだ、あれは・・・宮田先生?」
遠くにいるからよくは見えないが部室棟の裏で真島と野球部の顧問の宮田先生がいた。なにを話しているのか気になるけれどそれは杞憂になった
「っ・・・幸士・・これって」
「うん・・・告白・・・・で先生はそれを受け入れた・・・ってことだよね」
そう、真島が先生に抱きついたのだ。驚いたオレと隼人はバレ前に去ろうと止まっていた足を動かした。その日の夜オレは中々寝付けなかった
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