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7 隼人視点
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幸士の誕生日を知ったオレは何をあげようか悩んだ、付き合ってはじめてのプレゼントだし喜んでくれるのを上げたいと思う
だけどオレはまだ幸士のことがあまり知らない、甘いものが好きだったり、野球と剣道が好きだったり、性格が悪いわけでもない
目の前でゲームをする幸士をみる、ボスを倒せたのかガッツポーズをして喜んでいる
「何をあげたら分からないか?」
「!・・はい、先輩はわかりますか・・?」
なにかヒントを得られれば助かると聞いてみるが
「それはお前が考えろ、そういのはあげるやつがめっちゃ考えるのが普通だ」
「そ・・そうですけど・・・」
言ってることは最もで、オレが幸士からもらうとしたら正直何でもいい。欲しいものがないとかもらっても嬉しくないとかじゃなくて、単純にオレの為に選んでくれたってことが嬉しい
(っ!・・・そうか・・・幸士もオレが選んだものなら・・・嬉しいのかな・・)
そう気付くがやはり選ぶなら嬉しいものがいいだろうと考える、けれど腕を組んで悩むがそこで幸士たちがゲームオーバーで終わったらしい
「あーー悔しい!!あと少しだったのに!!」
「そ、そうか?残念だったな」
ゲーム画面を見れば一瞬だけゲームオーバーの文字が見えて次にはスタート画面に戻った。ちょっとだけ口を尖らせて悔しそうにする幸士は子供っぽいなあーとそんな事を思う
「鯨樹!これで勝負しようぜ」
黒井先輩に呼ばれてそちらに顔を向ければクレーンゲームだった。景品はテープで纏められたラムネ菓子の箱だった。しかも一箱10本入りで5箱、そうとうな重量だ
「これで交互に100円入れて落とした方が勝ち、でどうだ?勝ったらヒントくらいは出してやるぞ?」
「!、やります!」
「え?どうしたの隼人・・・?」
普段ならこんな勝負どうでもいいけれどプレゼントするのにヒントがあれば余り悩まなくていい、驚く幸士を尻目に黒井先輩から始めた
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