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礼を言いそびれてしまった。下ろされたチャックを上げて服装を整えるとトイレを出る、すると
「おい!」
「え?・・っうわ!?え?」
声を掛けられて一瞬驚くが声のした方を見るとさっきの少年がいた、そして何かを投げられて両手でキャッチするとスポーツ飲料だった
「ありがとう・・帰ったんじゃ?」
「すぐに帰ったらまた襲われるかもしれないだろ?少し先まで送ってやるよ」
「え?でも・・いいのか?」
まさか途中までいてくれるのはちょっと嬉しかった
さっきあんなことがあれば不安だった、だから悪いと思いつつも少年に甘えようと思った
「良いも悪いも君野球部だろ?暴力なんて良くないからな、オレは部活に入っていないから少しくらいは平気だ」
何でオレが野球部なの知っているのかと考えたらバッグを見たから分かったんだと思う
それに人に暴力を振ることに躊躇いがないような物言いにちょっと怖いとも思った
ジュース代を出そうと思ったがこれくらい別にいいと受け取ってくれなかった
少年は剣道の道場からの帰りでたまたまトイレに寄ったらしい
そしたらオレがおっさんに襲われていた、ということらしい
「もうあそこには近づくなよ、道場に警察の人がいて、その人が言うにはあの公園はゲイの発展場らしいから」
「うそ!?初めて知ったよ・・そっかーゲイたちの・・ありがとなこれからは気をつけるよ」
「ああ、それじゃオレはここで。もう暗い道なんか通るなよ」
住宅地の分かれ道に来た時少年と別れた、と言っても身長は明らかに上だったから少年と言うのはおかしいかもしれないけど
「と言うか名前聞き忘れた!!・・まーいっか、もう会うことは無いかもしれないし」
そんな事を思いながらオレは家へ帰っていった
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