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side隼人
「はじめまして、兄ちゃんの弟の桐谷和哉です」
幸士と同じ髪色、長さ、だけど旋毛の向きが違うのか前髪の分け目が違った。何故か目の周りだけ肌が白い
自己紹介でお辞儀までするなんて親の教育が徹底しているなと感心した
「礼儀がいいな、オレは鯨樹隼人だ」
「兄ちゃんに挨拶はちゃんとしろって煩く言われて・・・トイレはこっちです」
幸士も剣道しているからだと理由はすぐに分かった。部活の鞄を持った和哉くんと一緒に下におりると180度回って行くとつきあたりの左手にトイレが合った
「教えてくれてありがとな」
「いえ」
和哉くんは洗面所に行った、別れるときも頭を下げるところは結構素直な弟だと思った。便器に座って用を足していると良い兄弟だなと思った
幸士は有名人の親を持っていてもそのことに不満とか無く、寧ろ尊敬しているみたいだったし。周りからの期待を感じつつも捻くれた様子もない
弟の和也くんも幸士のことは嫌いとか不満を持っているような感じには見えなかった
オレは2人は捻くれた育ち方をしていないことに感心した
トイレを出れば2階へ上がって部屋に入るともう帰ったのかよと真島が不満を漏らした、既にゲームをしているあたり勉強会は終わったと思っているらしい
幸士の夢を叶える為にも稽古が始まる時間まで勉強を再開した
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