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暑い日ざしの中オレは最寄り駅のホームに座っていた、隼人と約束している時間までは少しある頃にポケットに入れたスマホが震えた
着信を報せるそれに取り出して画面を付けるとメールが1件、隼人からだった
『△□駅を出た。3両目にいる』
その簡素な文に次に来る電車に隼人が乗っているんだと分かった。数分して座って待っていればホームに電車が来た
メールに書いてある通り3両目に入ると隼人を見つけた
「待たせて悪かった」
「いや・・電車で来ているんだから隼人が悪いわけでもないだろ・・」
たとえ何かが原因で遅延が起こっても隼人が悪いってことにはならない。というかいつも制服か剣道着をほぼ毎日見ているから私服姿が余計にカッコよく見えた、まあ日曜にも見たけどあの日よりはオシャレしている
適当に話しをしていると26分掛けて5つ先の駅に到着した。オレが住んでいるところよりは静かで店はあまり多くない
「こんなところにあるのか?」
「うん、少し歩いた先に武道系の道具とか扱っている店があるんだ」
「へー、そうなんだ」
改札を出たオレ達は水分を求めて自販機で適当に飲料水を購入。暑い日差しを頭に感じながら歩くこと20分
目的地の武具店に到着した。中に入れば最初に目に映ったのは空手や柔道の白い道着だ、入り口から左に行けば目的の剣道関連のものがあった
「ここら辺が剣道のだよ、バッグは確かあっち」
「そっか、助かる」
そろって移動すれば子供サイズのものから大人サイズのも入るバッグが沢山あった、その中から高校生とかが使っているようなサイズを迷わず選んだ
高校生が使っているやつと言っても小さめのから大き目のがある、当然隼人は身長も高い分防具とかも大きいから必然的にバッグも入るサイズだ
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