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シマジロウ温泉-12
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「……悪い」
痛みと必死で闘っている間に、押し入れの方に向けた筈の律耶がいつの間にか向きを変えて自分の恥態を真っ赤な顔で盗み見しているのに全く気付かなかった。
顔から湯気を出しそうなほど顔を真っ赤にした律耶と目がバッチリ合ってしまった。
「もうっ。信じられない」
まさか自分の恥態を律耶が観察していたなんて、羞恥プレイにも程がある。
「痛く……ないのか?」
「痛いに決まってるじゃないですか」
「そう……だよな」
律耶はそろそろとにじりよって来ると、漣人の腰を擦った。
「いや、腰痛くなるのはまだ大分先なんですけど」
「そうなのか?」
どうしてこの人はこうも中途半端に知識があるのだろうか。
「そこで見られてると続きが出来ないんですけど」
流石に律耶に至近距離で見られながらお尻の穴に指を突っ込むなんて羞恥プレイは出来ない。
「……ろうか」
「はい?」
「俺が……やろうか?」
「え……」
まあ、普通はそうなのだが。
そこに律耶という要素が加わるだけで何だかとてもとても心配になるのだ。
「貴方のその指はピアノを弾くために神様が与えたものなんです。だからそんな所に触れるのは」
我ながらいい口実が出来たと思う。
正直なところ、半分は本音だった。
律耶にとって指は命より大事なもの。
それを汚すのは気が引けた。
「そうか……」
大人しく引き下がったと思った律耶は次の瞬間とんでもない行動に出た。
「え……ちょ、何するんですか?」
漣人の身体は軽々と引っくり返され、剥き出しのお尻を天井に向かって付き出された。
「指が駄目ならここがあるだろう」
「ちょ……どこ舐めてんですか」
信じられない。
さっき自分で慣らしているのを見られたときよりも遥かに遥かに恥ずかしい。
全身の血が頭に集まったかのように顔が熱い。
こんな恥ずかしい思いをするぐらいなら、見られながらでも自分でやっておけばよかった。
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