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「僕はロスに行った事を後悔はしてない。父さんの最期も看取れたし。だから・・・」
儚い笑顔で微笑む。
「仁さんも今の恋人と幸せになってね?僕なんか早く忘れて・・・」
悠の言葉が突き刺さる。
“今の恋人”・・・馨の事だよな?
「悠、あれは・・・」
「僕も忘れるから・・・仁さんも忘れて・・・」
「忘れられる訳、ないだろ?」
ついつい強い口調になる。
忘れろだって?
そんなの出来るんならとっくの昔にやってる。
それが出来ないから苦しいんだろ!?
何度も思った。
忘れたらどんなに楽だろうって。
俺は立ち上がると悠の前に立って腕を掴んだ。
「仁さん!?」
そのまま立ち上がらせると腕の中に納める。
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