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その瞳から僕は目を逸らせなかった。
何か言わなきゃと思うんだけど言葉が出てこない。
「顔色が悪いけど大丈夫?」
沈黙を破ったのは仁さんだった。
「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」
笑顔で答えると仁さんも微笑む。
こんな些細な言葉が嬉しかった。
「それではそろそろ時間ですのでよろしくお願いします。」
その声で皆が移動を始めた。
僕も会場に向かおうした時、いきなり腕を引かれて体制を崩した。
そして…
仁さんの腕の中に倒れ込んだ。
「仁さん!?」
「少しだけ…」
そう言うと僕の髪に顔を埋める。
抵抗すれば出来たのに僕は仁さんに身を預けていた。
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