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仕事も順調にこなしてた。
なのに…
悠が居ない当たり前の空間にいまいち実感が湧いていなかった。
でも忙しくて疲れ果てた、そんなふとした時に思い知らされるんだ。
悠の存在の大きさを。
どれだけ悠が俺にとって特別だったか…
馨には感じない。
悠の代わりには誰もなれない。
そんな虚無感。
「仁?珍しくボーッとしてどうした?」
「“珍しく”は余計だろ?何でもないよ。」
心配気な上野の頭を撫でて撮影に向かう。
また考えてしまってたか…
今は馨が傍に居るんだから。
アイツの事を考えよう。
写真撮影を終えて楽屋に行くとみんなまだ残ってた。
「まだ帰んないの?」
俺は着替えながら聞いた。
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