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馨のリアクションを想像すると笑えた。
もう少し黙っとこう。
驚いた顔も見たいしな。
【…ため、新社長の首藤悠社長が今日、日本に到着しました。】
ダダ漏れしてるアナウンサーの声に俺は自分の耳を疑った。
“首藤悠”って…
テレビを見るとそこにはスーツ姿の悠が映ってた。
次の瞬間―
俺は携帯を握り締めて部屋を飛び出してた。
悠が日本に帰って来てる。
そう分かったら居ても立ってもいられなくなってた。
行く宛も無いのにエレベーターの乗って落ち着かない俺の手の中で携帯が震える。
【仁!?ニュースで…】
「あぁ、見た。」
興奮気味の上野からだった。
【今、どこ?】
駐車場に辿り着いた俺に上野が聞く。
「車ん中。」
【ちょっと、家に来て。】
そう言うと電話は切れた。
とりあえず俺は上野の家に向かう。
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