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「恋人ねぇ…あの人も辛抱が足りないなぁ。」
笑いながら優しく僕を見つめる。
「俺ならどんな事しても探し出すけどな。」
「誠…」
「そんな顔するな。悠の事はちゃんと思い出にしてるから。」
頬をツンツンされた。
本当、誠は強いよ。
僕なんか仁さんに会っただけであんなにテンパってしまった。
いつか僕にも出来るかな?
仁さんの事を“思い出”に・・・
「そろそろ式、始まるから行くか?」
立ち上がって歩き出す。
僕も立ち上がると誠の後を追う。
隣を歩くのが久しぶりで懐かしくて嬉しくなった。
チャペルまでの短い距離をゆっくり歩く。
少しだけ昔に戻ったみたいだった。
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