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【凜side】
ふわぁ…!なんだよこのキッチン…?
見た事ない調味料がいっぱい。
全部向こうのなのかな?
字読めないし。
——コポポッ…
なんか怪しいビンもいっぱい…
お酒かな…?
——キュポンッ
「…ぅ゛ッ…!?」
こっ、これは…まさか…!
……いや、見なかった事にしよう。
——キュッ
…はぁ。
悪魔のキッチン…恐るべし…。
——コトッ
「アレクさん、お待たせっ。」
「ん…悪いな。」
「…ふふっ…どうしたの…?顔色悪いよ…?」
「…いっ、いや、別に…」
ってどうせあんな物見ちゃった事はバレてるんだろうけど…
「…アレク…」
「んあぁ…悪りぃ。しまい忘れてた。」
「…ふふ…別に僕が好んでるものじゃないし…関係ないけどね…」
「……だな。」
「……あ、ケーキいただきまーす。」
リンネが好きなやつなんだ…あれ…
「…ふふっ…美味しいね…このハーブティー…」
「向こうにはねぇよな。こういうの。」
「…ん…そうだね…」
——モッフモッフ…
「…んもへふん?(そうなのっ?)」
「…ふふ…クリームついてるよ…可愛い…」
——ペロッ…
「…んっ…!?」
ひゃあっ…!?
唇舐められたっ…
「…ん…美味しいね…アマギさんのお店の生クリーム…」
「…はい…」
「…君の唇についてたから…余計にね…」
「…っ…」
「チッ。甘ったりぃ事言ってんな変態。」
「…ふふっ…君も舐めたいならそう言えば…?」
「…あ?俺は別に…」
「…別に…何…?」
あれっ…?ていうかッ…!
「…えっ…ちょ、リンネっ…!?」
「…ん…?どうしたの…?」
「…あ、アレクさんもっ…!」
「…あ…?」
なんで二人共…いきなり完全版悪魔になっちゃってんのーッ…!?
「…あぁ…何かおかしいと思ってたんだよね…」
「…そういう事か…」
「どーゆーコトですかっ!?」
「…お前があっちのモンを口にしたら体に異変があるのと同じで…」
「…僕たちも時々…こっちのものを食べたり飲んだりした時…この血を抑制できなくなる…」
「だから外では初めてのモンは口にしねぇ。」
「…ふふっ…まぁ…そういうワケで…」
——バサッ
「…ひィッ…!?」
羽根が…広がったッ…!
「…今すぐ君を食べたくて…我慢できない…」
「…っ…や…」
目が光ってる…怖いよっ…!
とにかく逃げなきゃ…!このままじゃ…
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