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ハネムーン 13 (士郎side)
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「……ははっ」
不意に可笑しくなってきた。
もし自分の家族や大切な人間が自分と同じ立場を選ぶなら、迷わず止める。
「……ンだよ?」
龍之介が訝しげに、聞いてくる。
「自分の自虐ぶりが妙に、おかしくなっただけだ」
「違いねェ。……けど、ムチだけじゃねェだろ?」
「……ん…ぁ…っ」
「……こうやって、ちゃァンとアメもやってンだろーが」
「…っ、もう、いい……。……早く、来い……」
ため息の中で強請れば、ニヤリと意地の悪い笑みが返ってきた。
「やっと素直に言えたじゃねェか。……なら仰向けに寝て、自分で脚開いてみな」
カーテンの開け放たれた窓からは、未だ強い西日が燦々と降り注いでいる。
そんなことをしたら、前も後ろも余すことなくさらされてしまう。
今さらだと言われようが、羞恥や屈辱感が消えることはない。
それでも……欲しくて。
結局は自ら脚を開き、奥をさらした。
「……っ、早…く……っ」
「……もうちょい、待て。最高の眺めを、目に焼きつけとかねェとなァ」
我慢できなくて、自ら手足をを龍之介の背や腰に絡め、引き寄せた。
「……っと……」
ようやく愛しい男の体温が降ってくる。
「……ン…」
「ぁ……っ」
互いの濡れた雄が擦れ合い、それだけでイッてしまいそうなほどの刺激に、腰はもとより脳の奥が甘く痺れた。
溶ける……。
龍之介が緩く、腰を揺らした。
互いの先端から溢れた蜜がヌチャ……ヌチュ……と淫らな音を立てる。
「待て……っ」
「……ンだよ……」
わかっているくせに、と睨めば、喉の奥で笑われた。
それだけで達してしまいそうなほどの壮絶な色香を感じさせる、甘い笑みだ。
「……どうすっかなァ。このまンまとりあえず前だけでブッ放して、バックは海ン中で、ってのも一興じゃねェ?」
「……!?」
「……波のリズムに合わせて、ゆっくり……こうやって打ちつけてやる。夕陽が月明かりに変わるまで……いっそ朝までヤるか」
注がれる端から溢れて、白濁が海に溶けていく……。
あまりに淫らな映像に、ブルリと全身が震えた。
「海を見るたびに、思い出せばいい……」
永遠を刻めと、濡れた声が悪魔のように甘くささやいてくる。
それだけで軽く達して、震えた。
「……っ、ぁ……っ、……はぁ…っ」
溢れたものを指先で拭った龍之介が、見せつけるように、白濁に舌を絡めた。
「……ン、……オマエの味だ」
「……っ」
羞恥で、顔が焼けそうに熱い。
「陽も傾いてきたし、行くか」
不意に抱き上げられたかと思うと、無理やり海水パンツを履かされた。
だが、いくらビキニタイプではないとはいえ、下肢の膨らみは明らかだ。
「待て……っ」
「……待てねぇ」
「おまえだって、人前に出られる状態じゃないだろうに……っ」
「……オレを誰だと思ってる? 下半身なんざ意志の力でいくらでもコントロールできる」
すう……っと龍之介の目が細められたかと思えば、次の瞬間にはすでに正常値に戻っていた。
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