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「ルイ、ちょっと今からシャノンにお説教しないといけないんで、二人にしてもらってもいいですか?」
僕の部屋で眠っていたルイが起きるのを見てそう言った僕に、ルイは僕とシャノンに交互に顔を向けながらいつものことだというように、こくんと一つ頷いた。
――リオ様のところに行ってくる。
そう口が動いたのが見えて、それににこりと微笑んで頷いてあげると、気配で分かったのか嬉しそうにもう一度頷いて部屋を後にした。
扉に向けていた目線を手元へと戻す。
そこにはしゅんと縮こまって、涙で潤んだ目で僕を見上げるシャノン。
はぁ、とそんなシャノンを見ながらため息をつく。
こうなることは目に見えているというのに、この子はどうしてこう…学習しないのか…。
きっと好奇心には勝てないんだろうな、と思いながらも僕はシャノンを椅子に座らせていつものようにお説教を始めた。
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