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「ミズキは甘い物好きか?」
「うんっ」
「ん、じゃあ今度何か作ってやる。簡単なのしか作れないけど…」
「いいのか?」
「あぁ」
「ありがとっ、りお!」
そう言って抱き着けば、りおは擽ったそうにまた笑った。
でも、すぐにオレから少し身を離して目を覗き込むようにしてくる。
その目にまたさっきとは違う違和感を覚えたけど、それよりもオレは両目でりおを見たいな、なんて思ってしまって。
でもそれを我慢して、りおが口を開くのを待った。
「いきなりこんなことを聞くのもどうかと思うけど…、ミズキ、お前ここがどこだか分かるか?」
「ここ?りおの部屋?」
「そうじゃなくて…」
オレの言葉に少しため息をついてから、
「この世界がどこか分かるか?」
そう、ゆっくりと聞いてきた。
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