アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3
-
「秋斗のやつ、こんなもの俺につけて…っ。………ミズキ?」
「ぁ…、りお…」
そんなオレを訝しんでか、りおがオレの名前を呼んで…。オレはこっちに向けられた瞳に目が離せないでいた。
「…どうした?」
りおの瞳。
昨日は黒…だったはずなのに。
なのに今は…。
……赤。
「りお…、目の色昨日と違う…」
「ぇ…?…………あ!」
そのことに気付いた途端、りおはしまった…という顔をして。片手で顔を隠してため息をした後、諦めたようにオレを不安げに見てきた。
「ミズキ…その、これは別に黙ってたわけじゃなくて…「きれい…」
「え……?」
りおの言葉を遮って、オレは思わずりおの目に手を伸ばしていた。
それにりおはその手を払いのけることもせずに、ただオレのしたいがままにさせてくれている。
綺麗だ…。
透明で、純粋で。
深い深い紅い瞳。
「お前…」
それにりおはわからないという顔をしたけど、オレはもっと近くでその瞳が見たくて、体を近づけていた。
オレの中でシエルが嬉しそうに震えたのが分かったけど、その理由すら気にならなくなる程、オレはりおに見入っていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
34 / 100