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それを人は愛という
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視界に入るは紅・・・。
紅?
最近はずっとどす黒い血の赤しか見てなかったから、こんな鮮やかな緋紅を見るのはいつぶりだったか。
考えたが該当するものはなかった。
紅葉、柊、炎、宝玉・・・。
そうだ、俺はあの頃からずっと褪せた色の世界で生きてきた。
その、褪せた瞳を突き破ってくる鮮やかな紅。
そっと俺は目を細める。
俺には眩しすぎるのだ。
ほら、あいつがまた呼んでる。
俺はまた意識を手放した。
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