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運命の契りを
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気がつくと鬼童がいなかった。
あの後、泣いて泣いて泣きつかれて眠ってしまったらしい。
目の辺りが痛い。
「・・・何処行ったの?」
そういえば、俺あいつの名前知らないや。
今さらながらに思った。
とりあえず宛もなく彷徨う。
そういや、あいつは鬼なんだっけ。生贄なんだっけ。
もしかして、迎えが来たのか?!
「ッ!!」
いや、待て落ち着け。
もしもそうならなんで俺には何もないんだ。
見張りの番気絶させて、鬼に近付いたのだから、寝ている間に何かしらされてもおかしくないのに・・・。
もしかしたら何処かに行ってるだけかも。
帰ったのかも。
・・・なんともないさ、なんともない。
ーただそれだけを願ったー
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