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蜘蛛の巣 (微グロ注意)
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「何してんだ・・・。」
少し開いた障子扉からそっと様子を伺う。
「今日は、俺様がいるから・・・。安心してよ。」
「・・・。」
そいつはまるで壊れ物でも扱うかのように『俺のモノ』に優しく尽くしていた。
「!?」
考えるよりも先に身体が動いていた。
「てめぇ!!!」
障子扉を開け放って部屋に踏み込む。
「オラァッ!!!!!」
大きくうねりをつけた拳が二人の間に振り下ろされる。
拳が間を引き裂く。
二人共、唖然とした表情。
「オイ!!!!」
俺はあいつを連れ戻そうとした。
その時だ。
「俺の大切な人に何してんのさ、アンタ!!!!!」
スパッと左頬が裂ける。血が飛ぶ。
頬を裂いたそいつを睨みつける。
殺気がぶつかり合う感じ。
こいつ、俺の『獲物』に依存してやがる!!!
「この寄生虫がッ!!!!!」
「アンタもねッ!!!!!!」
・・・は?俺も・・・?
思考が凍結した。
その瞬間
命が尽きる音がした。
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