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嘘つき
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「あ、あ、あぁぁああッ!!」
涙が止まらない。
逆さまの世界が濡れて覆われる。
「!?さすッ・・・」
「会いたかった、逢いたかった!!!」
「・・・あぁ。」
そっと、旦那は逆さまの俺を抱く。
「うわぁああああああッ!!」
ガキみたいに泣く姿は今まで誰にも見せなかった、俺の弱み。
やっと逢えたね。
やっと話せたね。
どうしていなくなったの?
どうして置いていったの?
どうして貴方はそんなにも
綺麗に微笑むことが出来るの?
もしかしたらこれは、俺のないものねだりなのかもしれない。
でもね、人は一人では生きていけないんだと教えてくれたのは
貴方だから。
俺に足りないものをみんな持ってる。
いつからこんな気持ち抱いちゃったんだろう。
そんなことどうでもいいか。
ただ純粋に
「貴方が好きです。」
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