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それは突然の告白だった。
ってか、告白なのか?これ。
目の前に座る無駄に顔の整った男を見ると、そいつは何時ものように無表情で俺を見詰めていた。
ここは図書室。
勉強教えてくれって言うから来たのに。
何の嫌がらせなんだろう?
「お前大丈夫か?」
「何が?」
何がって諸々だろう。
本当に俺の意図が読めないのか、無駄に綺麗な顔が少しだけ阿呆面に見える。
「頭でも打った?」
「何でだよ?」
「発言が可笑しいだろう。」
その一言で綺麗な顔が少しだけ歪む。
俺の意図がちょっとは伝わったようだ。
だが。
「特に可笑しい発言はしてないけど?」
イヤイヤ、しただろう。
ほんの数秒前に。
俺は一瞬言葉を失ってしまった。
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