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どうしたんだろう……
真剣な顔をして俺を見る春樹。何だか緊張する。
「春樹…?うわっ…」
不思議に思って伺い見ると、今度はすごく顔を赤くして笑っていた。
「いきなり何……すっごい気持ち悪いんだけど。どうしたの」
ニヤついている春樹を蔑み見る。けれど春樹はそんな視線を物ともせず、俺を抱きしめてきた。
「はあぁぁ…もう綾さぁ、危機感無さすぎなんだけど。無防備すぎだしほんと可愛い」
「ちょっと!おい!離せ変態!!」
ぎゅうぅっと抱きしめられ身動きがとれない。ていうか何?誰が無防備だって?
「ッ!!春樹、もしかして昨日…っ」
「ん〜?ああ、安心して。ちゃんとビデオに残してるよ❤︎あやが必死に悶えてるとことか〜、泣いてるとこ。夢と勘違いしてたみたいだけど」
「〜〜〜ッツ!!!!」
いろんな感情が高ぶりすぎて言葉が出てこない。本当に意味がわからない。
今こいつ……なんて言った…?
ビデオ?勘違い?……昨日のは現実?
身体が……怒りで震えてくる。
「おまえ……何…したか、分かってるの?」
拳をグッと握りこみ聞くと、以前ニヤニヤしたまま春樹は言う。
「んふふ〜、夜のお遊び❤︎」
春樹は楽しそうに俺を押し倒し、耳を舐めてきた。生々しい水音がなんとも耐え難い。
「……夢の続き、しようか」
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