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☆二輪挿し(甘々Ver.)続編 キヨヒラ
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主が優柔不断なためヒラにどっちと付き合わせたら良いか決めかねてしまっていたのでフジヒラ、キヨヒラ、3人の3パターン書くことにしました。こんな優柔不断な奴を許して下さい…こちらはキヨヒラのVer.ですのでよろしければ進んで下さい!
――――――――――――――――――――――――
はい、どうもーヒラでーす!
皆覚えてるかなぁ?俺の初めてが奪われてしまったあの時の話を…はぁ…童貞非処女か…
いや!そんなことは置いといて!結局あの時はどっちと付き合うか考えてなかったんだよね。
でも、ある日の出来事で今どっちかとお付き合いさせて貰ってます。とりあえずある日の出来事が何かって言うのから話すね?
その日俺は普通に歩いてたんだ。そこはあんまり人が通らないんだけど人気がない所ってなんか好きでさ、歩いてたんだけど…
いきなり曲がり角に引きずり込まれたんだよね。もうびっくりし過ぎて一瞬何が起こったか分からなかったんだよね。!?状態になってたんだけど、目の前に変なおじさんが居てさ…鼻息も荒いしちょっと気持ち悪かったかな。
そこから会話を再現するね。おじさんのことはモブって書くからね。
ヒ「あの…何なんですか?」
モ「ああ、目の前にあの憧れのヒラくんがいる!なん
て…なんて尊いんだ!可愛すぎる!」
ヒ「何なの本当に…あの…もう帰っても良いです
か?」
モ「やだよ!僕はねもっとヒラくんと一緒に居たいん
だ!ヒラくんとご飯を食べ、ヒラくんと眠り、ヒ
ラくんと生活を共にしたいんだ!そのために僕は
ヒラくんを家に帰すことは出来ないよ」
ヒ「はぁ!?何で俺があんたとそんなことしないとい
けないの?ただの誘拐じゃん。もう帰るから」
モ「ハアハア…そんな辛辣なヒラくんも超可愛いね!
おじさん興奮してきちゃった…」
ヒ「何それ…気持ち悪っ…もう良いでしょ?帰るね」
そして俺がおじさんに背を向けたその瞬間、その人は俺の腕を掴み壁ドンの状態にさせた。
ヒ「痛っ…そろそろいい加減にして。俺怒るよ?」
モ「あぁ…怒ってるヒラくんも可愛いなぁ…でもね、
さっきも言った通り俺はヒラくんと素晴らしい日
常を過ごすためにも家に帰してあげることは出来
ないんだ。賢いヒラくんなら分かってくれるよ
ね?」
ヒ「誘拐犯の思考なんて分かるわけ無いでしょ…?そ
れより掴まれてる手首が痛いんだけど。離して」
モ「ヒラくんはすぐ懐くタイプじゃないんだね…そん
なヒラくんにはおじさんのものだって言う印を付
けてあげようね!これからずっと一緒に暮らすん
だし良いよね?」
ヒ「ちょっと!良いわけないでしょ!?本当にやめ
て、やめてってば…!」
そいつが言う印と言うのは多分キスマークのことなんだろう。そいつは顔を俺の首筋に近付けてきた。
自称温厚な俺でも流石にそれは嫌だ。気持ち悪い。ていうか、そもそも一緒に暮らす前提で話をしていることも気持ち悪かった。
俺は必死に抵抗したが、力では到底適わなかった。
(最悪だ…!どうにも出来ないの…?諦めるしかないの…?やだやだやだ、こんな奴のキスマークなんて欲しくない…いやだ…)
抵抗はしてはいるが諦めかけていたその時、曲がり角の入り口に誰かが立っているのに気付いた。その人は俺が気付いた瞬間にこっちに向かって走ってくると、綺麗な跳び蹴りをおじさんにくらわせた。
ほぼ諦めていたのでそんな事が起こるなんて思いもしなかった。俺は驚きで目をまん丸にして、跳び蹴りを行った人物を見た。
そこに居たのはキヨだった。
キ「おいお前。俺のヒラに何してたんだよ?おい、答
えろって」
モ「あ…あの…僕は…」
キ「何で俺のヒラは涙目なの?お前がこうしたのか?
俺の可愛いヒラをこんな目にあわせたのはお前
か?なぁ、何か言えって。じゃないと病院行くこ
とになるぜ?」
モ「ごめんなさい、ごめんなさい…ヒラくんが好き過
ぎて一緒に居たくて…それで…」
キ「へー」
キヨは流れるようにおじさんのお腹を殴った。ついでと言うように蹴りもいれていた。
キ「気持ち悪いなぁ。とりあえずお前の口からヒラっ
て名前を出して欲しくないわ。ヒラが汚れるだ
ろ?それに好きならもっとヒラが喜ぶことしてア
プローチすれば?お前の出来心でヒラの心にトラ
ウマが出来たらどうすんの?それこそお前平然と
生きていけると思うなよ?俺のヒラに手を出すっ
て事は死ぬ覚悟が出来てるって事だよなぁ?」
モ「ごめんなさい、ごめんなさい…許して下さい…死
にたくない…まだ死にたく」
キ「うるさ、お前」
そう言ってキヨはおじさんの顔面を5発くらい殴っていた。俺はぼーっとしていたが、ハッとして慌ててキヨを止めに行った。
ヒ「キヨ!キヨ、ダメ!止めて!本当に死んじゃう
よ!」
キ「ヒラ…でもこいつはヒラを傷つけたんだぜ?」
ヒ「うん、でも俺キヨに犯罪者になって欲しくない…
こんな奴を殺しただけでキヨに長い時間会えなく
なる方が俺悲しいよ…」
キ「ヒラは本当に優しいな…分かった。じゃあ、今回
は見逃してやるか。おい、優しいヒラに助けられ
て良かったな。今度同じことしたら命無くなると
思えよ」
そう吐き捨てたキヨのセリフはおじさんには届いていなかっただろう。多分、気絶してたから。
その後、俺は気分を落ち着かせるためにキヨの家に寄らせてもらった。
ヒ「ごめんね、キヨ。お邪魔させて貰って…」
キ「いいって。気にすんなよ。それよりヒラ」
ヒ「ん?」
キ「来いよ」
ソファに座って居たキヨは膝の上をポンポンと叩いて俺を呼んだ。
ヒ「ん…」
疲れていた俺は素直にキヨの上に座った。
キ「大丈夫か?」
ヒ「大丈夫…」
キ「本当に?」
ヒ「じゃ…ないぃ…」
俺はボロボロと涙を零した。
あんなの怖いに決まってる。名前も顔も知らない人にいきなり誘拐宣言されてキスマーク付けられそうになって。怖かった。
キ「よしよし…俺が行くまでよく頑張ったな。辛かっ
ただろ?」
ヒ「うん、うん…怖くて、辛くて…でも誰も居なくて
不安で…もうダメだと思った…」
キ「もう…大丈夫だから。ゆっくり泣いていいんだ
ぞ。大丈夫だから」
キヨにギュッと抱き締められている。普段なら恥ずかしくて抵抗してしまうけれど、今は温かくて俺の怖くて仕方がなかった心を溶かしてくれた。安心感に包まれて俺は長いこと泣き続けていた。
ヒ「ぐすっ…キヨ…ありがとう。もう大丈夫だよ」
キ「ん…怖くなったらいつでも言えよ。またこうやっ
て抱き締めてやるから」
ヒ「やっぱりキヨは優しいね…改めてありがとう」
キ「いやー、なんか優しいって言われると照れるな!
ラーヒーが褒めてくれるなんて、俺に惚れたんじ
ゃね?」
ヒ「うん…惚れたねぇ…」
正直惚れた。助けてくれた時凄くカッコよくて輝いて見えたしこうやって慰めてくれてる優しい所も好きだ。元から好きだったが更に好きが深くなった様な、そんな感じがした。
キ「えっ…マジで…!?/////」
ヒ「えっ!あっ…口に出てた!?/////待って待って!
恥ずかし過ぎる…/////」
泣いた後だったからかもしれない…口からポロっと言葉が出ていた。
キ「じゃあヒラさえ良ければ付き合ったり…なんて出
来ちゃったり…?」
ヒ「……」
フジのこともまだ好きだ。でも今日のことがあってキヨが凄くかっこよく見えてるし今も凄くドキドキしているし、多分これからキヨのことをずっと目で追ってしまう気がする。
これって…好きっ…てこと…だよね?
ヒ「お、お願いします…/////」
キ「ま、マジで!?本当に!?やった、やった!」
ヒ「喜びすぎだよ…!俺なんかでいいの…?」
キ「ばーか、ヒラがいいんだよ」
ヒ「っ…/////…ありがとう/////」
キ「じゃあこれからよろしくだな!好きだぜ、ヒラ」
ヒ「俺も…好き/////こちらこそよろしくね!」
そんなこんなで結局お付き合いすることになったのはキヨでした。
あ、後日ちゃんと最俺の仲間にも報告したよ?フジは意気消沈してたなぁ…でも最後は応援してくれたんだ!フジも凄く優しいよね。俺のこと好きになってくれてありがとう。
俺は優柔不断だし、取り柄もこれと言ってないけどキヨが一緒に居てくれればきっと大丈夫だ。またあの時みたいに助けてくれる。そんな気がする。
大好きだよ、キヨ。
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