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☆好きってこと? せらかちょ
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初めて書くcpなので、勉強不足で口調や一人称を間違えてしまっていたらすいません…(´・ ・`)
よろしければどうぞ∠( ˙-˙ )/
――――――――――――――――――――――――
「ねぇねぇ、課長」
「なに?みかるくん」
「あのさ、課長って可愛いよね」
「うーん…急にどうした?怖いわ」
「いや、なんか髪の毛とか口とか目とか…色んなとこが可愛いなー…ってちょっとキモいねw」
「キモくはないけど!男に対してそれ言ったら誤解されるんちゃう?俺のこと好きかもーとか。みかるくんはなんて言うか、ほら…カッコええし…/////…って俺の方が気持ち悪いよな!w」
「課長が気持ち悪い!?そんなわけないじゃん!むしろ褒められて嬉しいなーって思ってたりして…」
「俺に褒められて!?みかるくんも物好きやなーw」
「後もう一個思う事あってね」
その日俺は襟元が大分空いてる服を着ていた。
みかるくんは指で服の台衿をぐいっと引っ張った。つまり、今覗けば胸が顕になってるということで…
「課長の鎖骨とか見る度にすごい興奮するんだよね。エロ…」
今までのみかるくんの雰囲気が急に色気を帯びて変化した。獲物を見つけた動物のようにきらりと目が光ったような気さえしたくらいだ。
「ちょちょちょ、ちょっと待て!!何、何、なに!?いきなり!どうした!?」
「何って課長のエロいところを……って何してんだろ!?やばいよね!ごめん!!」
また雰囲気が変わった、と言うより元の感じに戻った。ほっと一息つきながらもここに居るのは少しまずいと思う。
「あ!あ!分かった!みかるくん溜まってるんやろ?な?だからなんか変なこと言うてんねんな!我慢は良くない、っていうことでじゃあ俺帰るから後はごゆっくり!お邪魔しました!」
「えっ、えっ!行くの早っ!待っ」
俺は足早にみかるくんの家を出た。何か言いかけてたのは分かったけどドアを勢いよく閉めた。
今絶対にこんな顔見せられへん!こんな顔真っ赤なとこなんか絶対見せられへん…照れてるの一発で分かるし。
何あの男前な感じ!ホンマにあかん!エロいのはどっちやって話や。ていうかエロいって何!?いつも思ってたってことか?
ていうか、あのみかるくんが男って雰囲気出してて…いや、男やねんけど、えーと、雄って感じがして…思い出すとちょっと、やばいかも…
「はは、俺も相当溜まってんのかな…」
下を見るとまぁ、見事にテント張ってるわ。収まるまで待機やな…他人の家のドアの前で何してんねんって話…あー!!情けない!!
――――――――――――――――――――――――
「課長…ごめん…」
「全然良いって!何回言わせる気やw」
俺はまたみかるくんの家に来た。最初は少し気まづかったけど、みかるくんが何回も謝るから謝りすぎって笑ったら和んだ。
あの事は忘れよう。あの時はみかるくんが溜まってたからしょうがないんだ、うん。
みかるくんも同じ考えなのか分からないけど、結構平然とゲームに誘ってくれた。2人で数時間ゲームして遊んで一息ついた。
「あのさ…課長に悪いかなーって思って言わなかったんだけど」
「ん?」
「あの時のことなんだけど、さ」
みかるくんの言うあの時というのはエロいって言った日の事だろう。
まだ持ち出すか、と思ったけど頷いて話を続けるよう促す。
「あの時溜まってなかったよ。あとまだ課長のことエロいと思ってるんだよねー」
結構サラッと言われて頭の上に・・・が浮かびそうだ。
「へ、へー。そうなんや。で、それがどうしたん?」
平静を装って聞いてみる。
「引かないんだ」
「勿論引かへんよ!褒められてると思ってええんやんな?」
「勿論、褒めてるつもり」
「ほんなら褒められたら嬉しいし?引かへんって!」
これは褒められてるだけ、これは褒められてるだけ
心の中で唱えて恥ずかしさで逃げ出したい気持ちを抑えた。
「逃げないんだね。前みたいに」
「褒められてるだけやし。この前はちょーっとびっくりしただけやからな」
「嫌じゃないんだ?」
「もう!みかるくんしつこいわ!褒められて嫌な気分にはなれへんって!」
みかるくんから返ってくる返事は短い言葉ばかり。少し怖いくらいに淡々としている話し方。
みかるくんが沈黙を破るまでの短い間、ピリッと緊張するくらい真面目な顔をみかるくんはしていた。
「じゃあこういうのも嫌じゃないよね?」
「え、」
ドサッという音がして目を開けたら、床に押し倒されてるっていうね。少女漫画か!ってくらいのあるある展開ですけど…って今はそんなんどうでもええねん!
「おいおいおい!どうした!?あー!分かった!また溜まってるんやろ?!だからこんなことするんやろ!?分かってんでー!」
「課長、うるさい」
その一言と共に唇に柔らかい物が当たった。
ふに、って…これキスやんか!!
驚いてる内に下が唇を割って口内へ入って来る。抗う余地もなくなすがままだ。
「んっ、ぅ…/////…ふ…っ、あ/////」
十分に口内を掻き回した後満足したのか口を離した。
俺とみかるくんの間に糸が出来るくらいにはキスをしていたらしい。
少し酸素か回らなくなってぼやっとするけどみかるくんの顔だけはきっと見つめた。
「な、何すんの…!も、みかるくん、嫌いや…!」
「嫌じゃないって言ったからてっきり良いのかなーって…嫌でした?」
「嫌に決まってるやんか!何の前触れも無しにいきなりキスって…心の準備って物が…」
「心の準備させたらいいんだ?」
「そういう訳じゃなくてやな!…みかるくんどうした?なんか嫌なことあったか?それとも俺が嫌いで…とか…?」
いきなりキスなんて嫌いなやつにすること…やと思ってる…しかも同性でって考えると更に…
みかるくんに嫌われるのは嫌だ。嫌いなのかもとか考えたら胸がギュッてなる。締め付けられるようにギュッて…
「みかるくんに…嫌われたく、ない…嫌や…っ」
勝手にポロポロと涙が零れて来る。止めたくても止められないんだよな。
「か、課長!?何で泣いてるんですか!?嫌われたくないって…誰が誰を嫌ってる!?」
「…っ、み、かるくん…が俺の…ことを、嫌ってる…って…」
「何時そんなこと言った!?寧ろ逆でしょ!課長のことが好きなの!」
「な、んて…?」
「せらみかるは!ヒラノ課長のことが好きです!!」
思いもしない言葉が出てきてちょっと処理が追いつかない。
みかるくんが俺のことを好き?キスしたのも好きやからってことか…?
も、もしかして胸がギュッてなったのは…俺がみかるくんを好きやから…?
意識してしまったらもうアウト。顔が赤くなっていくのが容易に分かった。
「だ、だって…好きやなんて…思わへんから…/////ほんま…ちょっと、や、ばい…かも/////」
「課長、顔赤いよ?照れてるの?好きって言われて?」
少し頷くことに抵抗はあったけど、縦に首を振った。こんなとこで意地を張る必要はないと思ったし、そもそもそんな余裕もない。
「はぁ…?何それ、可愛すぎるんだけど!?/////それって課長も僕のこと好きってことでいい、の?」
声を出すのが照れ臭くてコクリと頷いた。
「両思い…?」
また頷いた。
「ほんとに?」
また…
「あぁ!もう!何回も聞くなってば!俺もみかるくんが好きや!!…っほんまに、何回も聞くなよ…/////」
「っっ!/////課長!好き!!」
ガバッと抱き着いて来た。でっかい犬か…w
「いきなりキスしてごめんね?あの時は、課長が余りにも可愛くて…エロいし…」
「そのエロいっていうのはなんなん?俺別にエロくないって!」
「だってエロいものはエロいでしょ。そこが好きだけど」
「どんなやねんwあのさ、俺のことばっかり言うけどみかるくんも…カッコええよ/////」
頑張って褒めてみたらみかるくんは目を伏せてしまった。どうした?と心配すると、
「はぁ…そういうとこだよ…課長はさ…」
「はい?」
つまりどういうとこやねん。
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