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最初の反応は
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下の階に下りていくと、兄達は席に着いていて、姉と母がキッチンにいるようだった。
ちなみに、父は昨日、日付が変わってから旅行(放浪)先から帰宅。
土産だなんだと持ち帰ったものをテーブルの上に置いて、ふらふらと自室に入っていき、よっぽど疲れたのか、未だに寝ているようだ。
今日はまだ自分の高校入学前だから、全寮制の高校に通っている兄も、休みで帰省してきている。
ちょうど目玉焼きとベーコンの乗った皿とコーヒーをテーブルに運んできた姉ー櫻は、此方に気付き、
「遅いわよ、椛ったら。でも、それを見越して作った…」
笑顔で言いかけて動きを止めた。
「あ、椛。やっと起きたんだー!…」
「おはよう椛。姉さん、どうしたの…」
続いて顔を上げた楸と榎兄は同じように固まった。
「…おはよ」
三人が動かないので、取り敢えず挨拶をすると、漸く動き始めた。
「お、おはよう、椛。…何だか声が低くなったかしら?」
「背も伸びた、ねー?」
「…まるで、さ」
それぞれがそう言った時、
ガチャッ
「ふぁ…あ、おはよう~
椛、男の子だねー」
「「「やっぱり!?」」」
見事に櫻、榎兄、楸の三人の声が揃った。
「おはよ、椿。よく分かったね…」
「勿論分かるよ~(*´∇`*)」
「…そう言えば、椿は何処いたの」
「え、お手洗い~」
「いやいやいや、ちょっと待って!?何で椿は何か分かってんの?
ってか、“男の子だねー”ってどゆこと!?」
「ま、まぁまぁ、楸。落ち着いて」
「え?そのまんまだけど~?」
「あのね、榎兄さん。一番落ち着いてないの櫻姉さんだからね!?
ほら、見てみなよ、うろうろしてるじゃん!
つか、そのまんまが意味わかんないんだっての!」
タイミング良く入ってきた椿がさらりと言った言葉に感心していると、その双子の兄・楸が若干キレた…?
そして、言われた通りに見てみると…
「あ」
「ほんとだね~」
櫻は「え、男の子?椛が?え?」と言いながらおろおろしていた。
***
仲良し家族(笑)
椿は意外と鋭い、が、天然。
そして、椛は榎以外は名前呼び。基本的に「兄さん」「姉さん」等はつけないです~
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